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カルデアの洪水伝説

先日、私は大英博物館のアッシリアのタブレットの中から大洪水についての記述を発見した。作業のためにアッシリアのタブレットコレクションをその主題ごとに分類していたときのことである。私は最近、神話や伝説についてのタブレットを調査していたのだが、その一部から、一連の奇妙な伝説と大洪水の物語について語る、いくつかの断片を発見した。この発見の後、私は所蔵する数千個の小さな断片からなるコレクションをすべて探し回り、最終的に八〇個の断片を回収した。これらは元々少なくとも十二枚のタブレットからなり、一つの物語または一連の伝説を形成していたが、大洪水についての記述はその十一枚目のタブレットに記載されていた。

ギルガメッシュの天命の粘土板の呪文

“ 都市があった、都市があった、天と地の繋ぎ目、■■、カラの野原” 第7特異点第8節「ウルク北壁」で、前節で手に入れた天命の粘土板を読むためにギルガメッシュ王が教えてくれる呪文だけど、これシュメール語だよね……。なにか出典があるのかもしれないけどよくわからないので、ひとつひとつ見ていこう。

ギルガメシュのシュメール名は本当にビルガメスか?

ゴンザロ・ルビオはシュメール時代にもギルガメシュと呼ばれていたと主張する。